以前、真の聖伝カトリックである事を望まれる日本の方々に宛てて、セデヴァカンティスト司祭フェデリコ・パルマ神父様が下さったメッセージを再度掲載させて頂きます。
『異端者は教皇であり続ける事が出来る』し『異端者でも教皇に選出され得る』という新旧聖ピオ十世会による不可謬な教導権無視及び歪曲に気付くことなく、ただひたすらに新旧両陣営を盲信する方々は、それが大きな間違いである事を知るべきです。結局のところ『異端者が教皇であり得る』事によって、両陣営は自分たちの離教徒的立場を正当化する事が出来るのです。フェレー司教様陣営は、『異端者であれ、彼は教皇だから、彼との出来る範囲での一致(不完全な一致)は必然かつ不可避だ!』と結論づけ、ウィリアムソン司教様陣営は、『彼は教皇であるが異端者だ!だから彼の異端には抵抗する。』と結論を引き出します。前者の立場は、公の異端者である人物との一致を目指すサレンダー型です。後者の立場はレジスタンス型ですが、どちらも決して許されない態度です。両陣営の立場は、聖主イエズス・キリストがカトリック教会にお与えになった御約束によって保証された『教会及び教皇の不可謬性』と『教会の非変節性』という、カトリック教会の本質に関する教え(教会論)の無視から生じたものです。真のカトリック教会と真のカトリック教皇には、異端的教義の公布などする事が出来ません。フランシス一世が真のカトリック教皇ならば、彼に対する従順は救霊に必要となります。しかし、彼はカトリック教皇ではあり得ません。そう、教皇座は空位なのです。将来、真のカトリック司祭を日本にお招きして、これらの点についてより詳細で分かり易い講話をして頂けたらと考えています。
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もし皆さんが関心をお持ちであり、また望ましい人数のグループが<日本に>ありますならば、私たちは誤った非難からセデヴァカンティストの立場を擁護する為にそちらへ伺うと共に、第二バチカン“公会議”以降、公教会が経験しているあらゆる危機に対する唯一の解決策となり得るものとしてこの立場を紹介したいと考えております。セデヴァカンティストの立場は、教皇職や一般の(御ミサも含んだ)諸秘蹟に関する如何なる教義とも矛盾する事なくこの危機を説明し得る唯一の立場なのです。一方で異端に満ちたノヴス・オルド教会があり、またもう一方で第二バチカンの“教皇たち”を認めつつも、それと同時に彼らに対して厚かましくも挑戦し、対抗し、そして服従しないSSPX<聖ピオ十世会>が存在します。今申し上げた後者<SSPX>の立場は、カトリック教義及び神学と完全に矛盾してもいるのです。カトリック教徒たちは典礼、規律、そして教義的な事柄全てについて真の教皇たちに服従する義務があります。しかしSSPXは上述した事柄のどれにも服従しません。この事をより詳しく皆様に御説明する機会を頂けたらと考えております。
私の祈りを確信して下さい。
キリストに於いて
フェデリコ・パルマ神父
聖フランシスコ・ザヴェリオ、我らの為に祈り給え!
[原文]
Dear Faithful,
If you are interested and if we have a good group of people we would like to go and defend the sedevacantist position against false accusations and we would like to present it as the only posible solution for all the crisis the Church is undergoing since the so called Vatican II "Council". The sedevacantist position is the only position which can explain this crisis without contradicting any dogma of the Roman Catholic Church and without compromising Catholic teaching on the Papacy and the Sacraments in gral. (the Mass included). On the one hand we have the Novus Ordo church full of heresies and on the other hand we have the SSPX which recognizes the Vatican II "popes" but at the same time boldly challenges, opposes, and disobey them. This latter position is also absolutely incompatible with Catholic teaching and theology. Catholics are bound to obey true popes in all liturgical, disciplinary and doctrinal matters. But the SSPX doesn't do any of these things. We would like to have a chance to explain this to you in more detail.
Be assured of my prayers.
In Christ,
Father Federico Palma
Saint Francis Xavier, pray for us!
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最後に、先日電話でパルマ神父様から頂いた情報をお伝えします:
将来、セデヴァカンティズムに関心を持つのみならず、1962年版ではない、真の聖伝ミサに与りたいと希望する方の人数が少しでも増すようであれば、パルマ神父様の上長であるドナルド・サンボーン司教様には、配下の司祭たちを喜んで日本に派遣する用意があるという事です。しかしそれを実現する為には、現実問題として、最低限の旅費を捻出する為の人数が必要となってきます。ですから、もしセデヴァカンティズムについてもっと知りたい、さらに真の聖伝ミサに与ってみたい等の御希望をお持ちの方が本ブログ読者の中におられましたら、本ブログのコメント欄にご一報下さい。連絡を心からお待ちしております。
一聖伝信徒より
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